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■ 傾斜角検出器 動作原理




●動作原理

E :電源
R1,R2 :ブリッジの
抵抗辺
R0 :負荷抵抗
MC :可動コイル
(アンバランスメータ)
S :しゃへい板
PTR1,PTR2 :ブリッジの
第3、第4辺
の受光素子
LED1,LED2 :発光素子
第1図は検出器が水平に置かれている図を示す。電源Eを印加すると受光素子PTR1とPTR2の受光量は等しく、ブリッジ回路はバランス状態にあり、出力は出ない。
次に第2図のように検出器をθ1傾斜させると、しゃへい板Sは地球重力に対して鉛直になるように残る。このとき受光素子PTR1はしゃ断され、PTR2は光を受けONとなり、回路のバランスがくずれ、電流I1が流れる。
この電流I1は可動コイルMCに流れ可動部のしゃへい板Sを回転させる。
この回転トルクとしゃへい板の重量によるモーメントが平衡した所で第3図のようにしゃへい板Sは停止する。
このときの電流I1が即ち出力電流となる。第3図の状態については、電流Iによる回転トルクTは次のようになる。
:受光素子に対する
  可動コイルの偏角


また、しゃへい板Sの重量によるモーメントMは、

但し

即ち出力電流I1は傾斜角θ1の正弦
(sinθ1)に比例することになる。

●分解能、確度  グラフ1 ●出力特性  グラフ2